養護教諭に求められる能力とは

養護教諭に求められている能力の一つが、広い視野から児童や生徒に注意を払うことができる能力だ。
担任のクラスを持っている教員の場合には、自分のクラスの児童や生徒を中心にして指導を行えば良いが、養護教諭は学校に通う全ての子供が担当となるため、日ごろから幅広い生徒の情報を収集する必要がある。

コミュニケーション能力も、養護教諭に求められている能力だ。
体調が悪い子供が安心して体の状態を相談できるよう、しっかりと子供の話に耳を傾ける姿勢が求められる。子供に優しく接することができる能力とともに、子供の小さな変化に気付くことができるような能力も、養護教諭にとっては必要な能力だ。

周りの人と協力をしながら仕事ができる能力も、養護教諭には求められている。
健康状態に何らかの問題がある子供がいる場合には、子供の担任の教員ともしっかりと連携して、子供にとって最善の方法で問題の解決を目指す必要がある。学校の外部の人間と常日頃から連絡を取ることも重要で、子供のことを相談できる医師がいた方が何かと心強い。

医学に関する基本的な知識も、養護教諭に求められている能力だ。
医師の診断を受ける必要があるかどうかについて自分で判断できる程度の知識があれば、子供が不調を訴えた場合にも正しく対応することができる。

どんな時でも冷静でいられる能力も、養護教諭には必要だ。
子供が大けがをした場合にも動揺することなく、冷静に対応できるくらいの精神力の強さが求められる。